①新しい協会の設立で組織、職員が変わります
現在、主に中小企業の従業員やその家族などが加入しています「政府管掌健康保険」は国によって運営されていますが、今年の10月1日からは、国から独立した新たな健康保険として発足する「全国健康保険協会」(通称:協会けんぽ)が運営を引き継ぐことになりました。
協会けんぽは、「非公務員型」の法人として新設される機関であり、そこで働く職員は公務員ではなく民間の職員となります。理事長や各都道府県の支部長は民間から登用され、民間のノウハウを積極的に採り入れていくことを掲げています。

②新たな保険証へ切替えが行われます
政府管掌健康保険に加入していた人は、10月1日以降、順次、新たな被保険者証(保険証)が発行されます。一般の被保険者の方は、保険証の切り替え手続は会社を通じて行われますが、任意継続被保険者の人には直接自宅に保険証が郵送されます。10月以降に新たに協会けんぽに加入する人や保険証の再交付の手続きをした人には、新たな保険証が発行されます。
なお、保険証の切替えが完了するまでの間は、現在お持ちの保険証も引き続き医療機関等で使用することができます。

③保険料は都道府県ごとに設定されます
平成20年10月の協会設立時の健康保険の保険料率は、9月30日までの政府管掌健康保険の保険料率(8.2%)が適用されます。しかし、協会けんぽの設立後1年以内に、都道府県ごとに、地域の医療費が反映された保険料率が設定されることとなっています。都道府県単位の保険料率は、年齢構成や所得水準に応じて、都道府県間で調整を行ったうえで設定されることになっています。

④給付内容等は従来通り変更ありません
医療機関で受診された場合の自己負担割合や高額療養費の負担限度額、傷病手当金などの給付の金額や要件などは、これまでと変わりありません。

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