「真・報連相」研修のシニア講師塾が3月9(金)、10日(土)の2日間名古屋で開催されました。
「真・報連相」とは長年にわたり報連相を研究した成果をもとに「真・報連相」を提唱し、日本報連相センター(NHC)を設立した糸藤正士さんが開発したプログラムで、現在国内外の会員約400名によって、「真・報連相」の考え方を企業研修等において実践しています。
今回のシニア講師塾では、その名のとおり、シニアの講師(年齢ではなく、講師としての経験が豊富な方々ですが。。。)として活躍されている皆さんを迎えて、糸藤さん自身が講師をされるということで、全国のみならず米国や中国、台湾からも数多くの方々が参加されました。
私も講師の端くれ(?)として、今回参加させていただきました。普通の勉強会とは違って、皆さん講師としてはベテランの方ばかり、糸藤さんのパワーのみならず参加者皆さんの熱気にあっという間の2日間、本当に楽しい2日間でした。

”「真・報連相」というと、普通の「報連相」とどこが違うの?”って、よく聞かれます。簡単に言うと、従来の「報連相」はどちらかというと新入社員や初級社員向け、下の者から上の者へ、そのやり方、手段について重点が置かれていましたが、「真・報連相」の考え方は、上も下も含め組織全体で“情報の共有化”という考え方をもとに、質の高い成果をあげるための「仕事の進め方」を実践していこうというところにあります。個人と個人の「報連相」だけでなく、組織全体の「報連相」の質を高めるにはどうしたらよいか、経営層にとっては、経営理念を実現するためには、ひとり一人がどんな考え方で仕事を捉えて行くべきか、学べば学ぶほど奥の深いものであることがよくわかります。

私が日本報連相センターに加入したのは2年近く前になりますが、なぜ自分はこのプログラムを学んでいるのだろうか?ということを自問自答することがあります。
私自身、人事・キャリアコンサル、講師業を中心とした社労士として新宿で7年前に独立しましたが、それ以前はサラリーマン生活(転職を経験)といっても最初の会社を除いて、倒産や合併等で辞めざるを得なくなったことにありました。
皆それぞれの企業では、良い人材ばかりの会社でしたが、結果、コミュニケーション不足、「報連相」ができておらず、組織が機能していなかったことが倒産の原因であったと思います。
その思いから、自分が少しでも個人や組織が質の高い成果をあげ、働き甲斐のある組織を作り、その絆を深めていく。その中でもコミュニケーションを大切に考え、研修講師として少しでも企業や組織の役に立ちたいという思いから、皆さんへその考え方「真・報連相」を提唱しているのだと思っています。
私も研修講師として企業の皆さんへ今まで多くの研修プログラムを実践してきましたが、その中でも「真・報連相」の研修は、考え方においても、実践できるプログラムとしても皆さんへぜひこれからも推奨していきたい内容だと思っています。
「真・報連相」その名前からは、何だかよくわからないなぁ〜と思われる方も多いと思います。その本質は深く理解は難しいかもしれません。私自身もその本質に少しでも近づけるよう、皆さんと一緒に学びながら、それを見つけていきたいと思っています。     戸谷 一彦 

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