11月9日(金)、私が所属している一般社団法人SRアップ21の全国大会があり、四国の高知に1泊2日で出かけてきました。一般社団法人SRアップ21は、平成6年8月に設立した社会保険労務士による人事労務管理の実務家集団で、北海道から沖縄まで全国規模のネットワークによる社労士の専門家集団です。

年に一度、全国大会が開催され各地の会員の方々が一同に集まり、各地域ごとの情報交換や講演、懇親会等をとおして会員同士の交流や社労士としての向上を目指すもので、昨年は熊本で開催され、本年度は高知にて行われました。

今回は高知での開催ということで、地元高知の、高知県立坂本龍馬記念館の森館長の講演「今、なぜ龍馬か」もあり、充実した一日を過ごすことができました。

11月15日の龍馬の命日にちなんで、11月は龍馬月間とのこと。1年前、記念館の前に創られたシェイクハンド龍馬像(坂本龍馬が右手を差し伸べて、握手を求める銅像)もすでに20万人を超える人たちと握手をし、その手は日ごとに輝きを増してきたとのことでした。桂浜に建つ龍馬像も、多くの方々が龍馬像を見に来るのでなく、会いにくるという館長のお話。多くの人たちが、人生の節目に訪れ、像の前で龍馬の内面を感じながら、潮風にふかれて自分が龍馬になってそして帰っていくそうです。「志」をもって生きるとこの大切さ、龍馬のような私心のない、優しさをもって生きることの何かを、多くの人たちが坂本龍馬という人物像に自分の生き方を照らし合わせているのかもしれないと感じました。

私も、シェイクハンド龍馬像と握手をしてきました。握手ができる銅像は本当に珍しく、その力強く、優しさにあふれた眼力に少し圧倒されてしまいました。

「志」をもって生きること。それは目的をもって、自分自身が何のためにそれをするのか、自分はこの人生で何をして何を達成するのか、という思いです。

折しも11月9日は社会保険労務士試験の合格発表の日と重なりました。今年は3,650人の合格者、合格率7%の狭き門ではありましたが、合格された方々がそれぞれ自分の思いを持ちながら、これから社会保険労務士として自己の「志」を高く持って仕事(志事)をして欲しいと思います。

志の国四国(志国)、今年の高知で私が感じたことは、「志」を高くもつことの大切さ。

自分はこうなる、これを成し遂げるという思い。そしてこの人生何を大切にして生きていくのかという信念。おいしいお酒と料理をいただきながら、それを自問自答する機会をあらためて認識したことでした。    

戸谷一彦 (平成24年11月12日) 

お問合せ・ご相談はこちら

お電話でのお問合せ・ご相談はこちら
03-6380-3816

東京都新宿区の社会保険労務士事務所「T&Kマネジメントオフィス」です。
人事労務・社会保険のコンサルタントとして労働・社会保険の手続き業務を始め、就業規則・人事の制度設計に至るまで経営者の皆様とともに人事・労務の悩みを一緒に解決いたします。