新型コロナウィルスの感染防止における職場の対応
連日報道にもありますように、新型コロナウィルスの感染拡大が懸念され、事態収束についてはまだ先が見えない状況です。皆さんも不安な日々を過ごされているかと思います。まずは、自分たちができる、手洗い、うがい、咳エチケット(マスク着用の徹底)など感染拡大の予防に努めることが大切です。
会社によってはテレワーク、在宅勤務などが可能な職場もありますが、すべての会社が、そこまでの対応は難しい状況かと思われます。
しかし、会社として最低限の対応策を講じるためには、まず社員へ職場における注意喚起を行うこと、口頭若しくは文書にて案内を周知していくことが大切だと思います。
例えば(一例として)・・・
・通勤時のラッシュを避けるため、各自の判断で時差出勤を認める
(ただし、所定労働時間を短くする対応とは異なる)
・外出時による直行・直帰を認めること(事前に所属長の許可を得ること)
・会社入口、業務のスペース、応接室前等にアルコール消毒剤を設置し、
各出入りの際には必ず指先等の消毒を行う
・可能な部署において在宅勤務を認める
在宅勤務を行う場合には、在宅勤務申請書を提出し、上司の承認を得る
・緊急性を要さない外出(取引先やお客様との打合せを含む)は差し控える
・社内会議については、原則〇〇人以下でのミーティングとする
また、ミーティング時間は〇〇分以内とする
・お客様や取引先には、当社の新型コロナウィルスへの取組み対策として、
丁寧な説明を行い、理解を得られるようにする
・下記に該当する場合は、すみやかに会社へ連絡のうえ、出社を控えること
あわせて、都道府県に設置されている相談センター等に相談すること
※風邪の症状や37.5℃以上の発熱が4日以上続いている。
(解熱剤を飲み続けなければならないときを含む)
※強いだるさ(倦怠感)や息苦しさ(呼吸困難)がある。
※60歳以上の方及び基礎疾患等のある方は、上の状態が2日程度続く場合
・その他・・・
なお、職場で時差通勤、時短勤務、休暇をとることで周りの社員が負担となることについては、事業主として他の社員への配慮とそれに伴う社員の協力が必要となります。
職場で不満、嫌がらせ等が起こらないよう、社内で相談窓口を設置し、要望、不安に思うことがあれば対応できるよう、職場環境の管理をお願いします。
誰もが初めてのケースで不安な日々とは思いますが、周りの社員とコミュニケーションをとりながら、前向きな思いをもって乗り越えていきたいものです。
1日も早い終息を願うばかりです。(令和2年3月1日)